コラム気になる外構工事の「費用」

外構工事は金額が大きくなりがちで、安い買い物ではありません。

また、新築の場合は住宅の建築ですでに大きなコストがかかってしまっています。

外構にはどの程度の費用が必要か、何で費用が変わってくるか気になるところです。

今回は外構工事の費用についてお伝えします。

 

1.外構工事にかかる費用の相場

 

外構工事を行うにあたり、費用の相場は気になります。

当社のホームページに「施工費用について」というページも設けていますので、併せてご確認ください。

新築に伴う外構工事の場合、以下のような相場の目安があります。

・住宅の建築費用の10%程度

・100~300万円程度

・150万円前後

良く言われているのは上記のような相場です。

ただし敷地の広さや高低差などでも変わってきますので、金額だけ見て高い安いの判断というのは難しく、あくまでも目安となります。

当社所在地の群馬県前橋市や周辺市町村では敷地面積が広いお客様も多くいらっしゃいます。

工事する面積が増えれば、当然ながら全体の価格も上がる傾向になってしまいます。

敷地が広い場合は材料を変えたり、砂利敷きの部分を設けたりすることで費用を抑えることができます。

リフォームでは工事の内容、解体や処分が必要か、重機が入れるか等でも費用は変わってきます。

現地を良く確認してもらい、解体処分も含めた見積もりをもらう必要があります。

 

2.スタイル別の価格差

 

外構スタイルは大まかに、「オープン外構」「セミオープン外構」「クローズ外構」の3タイプに分けられます。

 

  • オープン外構

囲いなどを最小限に抑えたスタイルです。

明るく開放感のある空間になるのが特徴です。

デメリットとしてはプライバシーの低下やデザイン性の低下が挙げられます。

解放感があり構造物が少ないためコストは最も抑えられます。

 

  • セミオープン外構

オープン外構と異なり塀やルーバーなどを設けてある程度目隠しをするスタイルです。

オープン外構のように丸見えではなく、クローズ外構程圧迫感がないのが特徴です。

程よい解放感があり、デザイン性も出せるため多く採用されるスタイルです。

コストはオープン外構とクローズ外構の中間となります。

 

  • クローズ外構

境界を高い塀などで囲い、敷地の外と中を完全に分けるスタイルです。

敷地の外からは全く中が見えないため、プライバシーが確保できます。

圧迫感を感じづらくするための工夫が必要となります。

コストは①~③の中で最も高くなります。

 

3.妥当な見積りであるかの判断

 

外構工事の見積もりに関しては、ほとんどの方は馴染みがないと思われます。

その中で妥当な金額であるか、信用できる業者であるかの判断は難しいものがあります。

 

3.1見積りの記載方法

 

見積りがどのように記載されているかを確認してみます。

A社

□□工事 掘削…○○円

     砕石路盤…○○円

     ベースコンクリート打設 ○○円

     ・・・

     合計…100,000円

 

B社 □□工事 一式90,000円

 

 

見積り書を確認してみると、同じ工事でも会社によって記載方法が異なります。

できるだけしっかりと記載されている会社を選んだ方が良いことが多いです。

上記の例で、A社は細かく積算しているので見積に記載された工事をしっかりと行ってくれるはずです。

B社は少し安いですが、A社が積算していた項目を除いているかもしれません。

どちらにしても見積りの内容を見て分からない部分は質問をして、しっかりと答えられる会社の方が安心です。

 

3.2相見積もりをしてみる

 

相見積もりとは複数社から見積もりをとることです。

複数社の見積りとプランを比べることで、金額やプランの差が分かります。

相見積もりを行う際は、各社に同じ条件で依頼する必要があります。

全く異なる条件で依頼しても、比較はできません。

同じように要望を伝えて、出てきたプランと見積りを確認して、最も良いと感じた会社を選んでください。

相見積もりを取ったら内容を確認します。

各社異なるデザインと価格の提案をしてきますが、注意も必要です。

価格だけを比較してしまうと本質が見えてきません。

 

A社…120万円

B社…100万円

 

このような見積りが出てきた際、金額と併せて確認する項目は以下の通りです。

 

・自分が良いと思うプランはどちらか(金額と内容の両方で考える)

・使う材料の違い(良い材料を使っていれば高くなる)

・同じような工事内容で極端に安い場合は、なぜ安いのか(品質が確保されるか)

・保証はしっかりとしているか(責任を持って施工できるか)

・どちらの会社が信用して任せられそうか(感覚)

 

結局、安くても良いと思えない内容にお金を出すのはもったいないです。

分からない部分は担当者に質問して納得した上で契約しましょう。

 

 

上の写真は基礎からブロックを積むための鉄筋が出ています。

やってはいけない手抜き施工がされていますが、分かりますでしょうか…。

 

外構は工事が終わると大切な部分は地面に埋まってしまったりするため、ほとんど見えなくなってしまいます。

また、手抜きをされていても知識がなければ分かりません。

A社は基礎をしっかり作っているけれど、安い見積りを出してきたB社は… ということもあります。

 

4.まとめ

 

外構工事の費用について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

外構は大きな金額の買い物になります。

金額、デザイン、品質と確認することはいろいろありますが、後悔しないように納得して外構業者と契約することをおススメします。

アウトサイド設計では、できるだけ分かりやすいプランニング資料と見積りをご用意するようにしています。

前橋市、高崎市、伊勢崎市、玉村町や群馬県、埼玉県の近隣地域にお住まいで、外構、エクステリア工事をご検討の方は気軽にお問い合わせください。