エクステリアの工事をする場合に高い頻度で登場するのがフェンスです。
各メーカーからさまざまな商品がラインアップされており、選ぶのにも悩んでしまいます。
今回はどのようなフェンスがあるのか代表的な種類について紹介します。
1.フェンスの形状と目隠し効果
フェンスには様々な形状の商品がラインアップされています。
まずはフェンスの形状と目隠し効果、使用するシーンについてご紹介します。
1.1 適度な目隠し効果を持つフェンス
圧迫感を抑えながら、適度な目隠し効果を持ったフェンスです。
フェンスの隙間から光と風を取り込むことができます。
木調の商品はナチュラルな雰囲気でさまざまな住宅とコーディネートが可能です。
縦格子の商品は見る角度によって目隠し効果が変わります。
斜めから見ると目隠し効果が高まり、正面に来るほど敷地内が見えるようになります。
人通りの多さや、向かいの家の有無など、周辺環境などによって検討してゆきます。
すりガラスのような半透明のタイプの商品もあります。
目隠し効果と採光性を両立することができます。
外部からの視線をカットしつつ、明るい庭空間を作ることができます。
1.2目隠しフェンス
外部からの視線をカットするフェンスです。
プライベート空間をしっかり確保することで、外部からの視線を気にすることなく屋外での活動を楽しむことができます。
商品によってはルーバー形状になっています。
視線を遮りプライバシーを守りながら通風を確保することができます。
1.3目隠し効果の低いフェンス
格子の間隔が大きく開いているフェンスです。
目隠し効果は高くないので、自分の敷地と外の空間を仕切ることが主な目的となります。
価格は目隠し効果の高いフェンスよりも安くなります。
距離の長い隣地境界などは、このようなフェンスを採用することで全体の費用を大きく抑えることができます。
予算によっては、住宅の表側は意匠性の高いフェンス、住宅の横や奥側は目隠し効果の低いフェンス、というように使い分けることもできます。
1.4スクリーン
高さのある格子状のフェンスです。
光と風を通しながらプライバシーを確保し、住宅に高級感も与えることができます。
高さも2mまで確保できますので防犯性も期待できます。
玄関前やデッキ、テラスの前だけなど、ワンポイントでの目隠しにも最適です。
外部の視線が気になる箇所のみに設置することで、予算を抑えながらプライバシーを確保することができます。
2. アルミ以外のフェンス
今までご紹介したフェンスは一般的なアルミ製のフェンスです。
アルミ製以外ではどのようなフェンスがあるかご紹介します。
2.1 ウッドフェンス
ウッドフェンスは天然の木材を使用して作るフェンスです。
ナチュラルで優しい雰囲気が特徴です。
植物の緑はもちろん、無機質なコンクリートブロックとの相性も良く、エクステリアの空間をおしゃれに引き立ててくれます。
塗装に使う塗料は多くの色が選べますので、住宅の雰囲気やお好みで好きな色にできるということも特徴です。
また、同等の目隠し効果を持った形状のアルミフェンスよりも施工費用を抑えることもできます。
詳しくはこちらのコラムもご覧ください。
https://www.outside.co.jp/column/829/
2.2アメリカンフェンス
アメリカンフェンス、USフェンス、PCフェンス、スチールフェンス、金網フェンス…
といろいろ呼ばれていますが、同じようなものと考えてください。
アメリカンフェンスは正式な名前ではなく、このようなフェンスがアメリカで使われているような雰囲気であることからアメリカンフェンスと呼ばれています。
アメリカンフェンスをエクステリアに取り入れることで、カリフォルニアなど西海岸のような雰囲気を演出することができます。
芝生やヤシの木などと組み合わせも非常に相性が良いです。
アメリカンフェンスに目隠し効果はなくプライバシーを確保することはできません。
オープンな「見せる庭」を作るのには良い演出アイテムとなります。
3.まとめ
今回はフェンスの種類について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
場所に応じた種類のフェンスを設置することで、プライベート空間を守ることができます。
今回は代表的なフェンスをご紹介しましたが、まだまだたくさんのフェンスがあります。
アウトサイド設計では、お客様の好みやスタイルに応じて各種フェンス、スクリーンをご提案・施工することができます。
前橋市、高崎市、伊勢崎市、玉村町や群馬県、埼玉県の近隣地域にお住まいで、フェンス、目隠し、エクステリア、外構工事をご検討の方は気軽にお問い合わせください。
メーカーイメージCG、写真
出典:LIXIL https://www.lixil.co.jp/
朝日スチール工業 https://www.asahi-fence.co.jp/