お知らせ折半?自己負担?「隣地との境界塀」

自宅とお隣との仕切りとして一般的にブロックなどの塀が用いられます。

この塀の所有権や費用負担、メリットやデメリットなど、どのように考えれば良いのでしょうか。

今回は隣地との境界塀についてご紹介します。

 

 

1.はじめに

 

 

境界に塀やフェンスを設置する際に気になるのがお隣との兼ね合いです。

境界に接するコンクリートブロック塀の積み方として、以下3通りのパターンがあります。

 

A.芯積み

境界線を中心にしてブロックを積んで塀を作ります。

 

B.内積み

境界より内側(自宅側)にブロックを積んで塀を作ります。

お隣の敷地には一切干渉しません。

 

C.外積み

お隣の敷地内にブロックを積んで塀を作ります。

この場合、塀はお隣の所有物となります。

 

外積みの場合はお隣の所有物となりますので、今回は芯積みと内積みをピックアップします。

 

 

2.芯積み

 

 

芯積みの場合、塀の中心が境界線上になります。

自宅とお隣の土地に境界線から半分ずつブロックが出ることになります。

 

 

2.1芯積みのメリット

 

①施工費用が折半になる

境界塀がお隣と折半になれば支払いもお互い半分ずつになります。

外構工事は住宅の建築で予算を使った後なので、費用負担が少なくなるのは助かります。

 

② 敷地を広く使える

一般的なコンクリートブロック塀は幅が12cmです。

境界の内側に積む「内積み」の場合は、境界から12cmの敷地を塀の幅として使うことになります。

お隣と折半の場合は、自宅側で使う幅は6cmとなります。

両サイドの塀が折半になれば幅12cm×奥行の面積分、敷地を広く使うことができます。

 

 

2.2芯積みのデメリット

 

 

①素材やデザインの自由度が減る

芯積みの場合はお隣とお金を出し合って共有物を作ることになります。

塀の材質、デザイン、高さ、フェンスの種類など、お隣と協議の上決めることになります。

そのため、自分とお隣で要望が異なる場合には、どこかで妥協点を探さなくてはなりません。

 

② お隣との交渉が必要

自分は「デザイン性の高い目隠しフェンスが欲しい」という要望を持っていて、お隣の方は「最低限の仕切りで良い」という場合には、考えている予算にも大きな差が出ます。

この場合はお隣の要望である「最低限の仕切り」の分を折半で負担してもらい、超えた部分は自己負担にして要望を叶えられないかという交渉になります。

お隣が先に住んでいて塀が無い場合「塀は不要なので、好きにしてください。」と言われることもあります。

本当に不要なのか、費用を負担したくないから言っているのかは分かりません…。

この場合は費用も折半という訳にはいきません。

自分の物を自分の敷地内に作るという普通の状態になっただけと割り切って、予算内で好きな塀を作りましょう。

 

③自由に改修することができない

折半で作った塀はお隣さんとの共有物です。

当然ながら自由に手を加えることはできません。

古くなってきたり、壊れたりしてきて改修の必要が出たときは、作った時と同様、お隣との話し合いになります。

塀を作ったときは、折半できるくらいなので、おそらく良好な関係であったと思われます。

しかし、数十年後の関係は分かりません、また、お隣が引っ越して別の方に変わっているかもしれません…。

もしそのような場合、お金の負担の相談をしに行くのはとても苦痛です。

 

 

3.内積み

 

 

内積みの場合、境界線の内側(自宅側)に塀を作ることになります。

お隣の土地には一切干渉しないため、完全に自分の所有物となります。

 

 

3.1内積みのメリット

 

 

①自分の好きな物を作ることができる

芯積みと異なり、内積みの場合は自分の敷地内に自分のお金で塀を作ることになります。

そのため、基本的に自分の予算と要望を叶えられる塀を作ることができます。

ただし、トラブルを避けるため、あまりにもお隣の土地が日陰になる塀などは、事前に良く検討し、お隣の方と話し合いをしておいた方が良いです。

 

②自由に使える

お隣に枝や葉がはみ出さなければ、フェンスに植物をからませたり、好きな物を取り付けたりすることができます。

 

③好きなタイミングで改修できる

自分の所有物なので、改修する場合もお隣と費用負担などの交渉は不要となります。

天然木材を使用したウッドフェンスなど、気分次第で違う色に塗り替えるのも自由です。

 

 

3.2内積みのデメリット

 

 

①費用負担が増える

芯積みの場合はお隣との共有物となるため費用も折半ができます。

対して、内積みの場合には施工する費用は全額自己負担となります。

特に住宅新築後は、大きな予算を組んだ後のため、負担が大きく感じやすくなります。

 

②敷地が少し狭くなる

幅12cmのブロックを両サイドとも敷地内に立てた場合、折半の場合と比べて12cm×奥行分の敷地が狭くなります。

ただ、土地の価格が高くて狭い東京などと比べると、当社所在地の群馬県内などの地方都市はそれほど大きなデメリットではないとも言えます。

 

 

4.まとめ

 

 

今回は隣地との境界塀について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

芯積みで折半にする場合は費用面でのメリットはありますが、お隣に気を使う場面も多くなります。

特に改修が必要になる将来を見据えての検討が必要です。

反面、内積みにすると費用は全額負担となりますが、気持ちの面での負担は減らすことができます。

 

 

アウトサイド設計では、お客様のご要望などをお伺いし、適した境界塀、フェンスをご提案・施工することができます。

前橋市、高崎市、伊勢崎市、玉村町や群馬県、埼玉県の近隣地域にお住まいで、境界塀、フェンス、エクステリア、外構工事をご検討の方は気軽にお問い合わせください。