2018年に発生した大阪府北部を震源とする地震では最大震度6弱を記録しました。
この地震では高槻市で小学生が倒れたブロック塀の下敷きになり死亡する痛ましい事故が起きています。
この事故の後、学校を中心に全国でブロック塀の点検・改修・撤去が進められてきました。
ブロック塀は正しく設計・施工されていれば安全な構造物ですが、特に民家の古いブロック塀では危険な物も数多く残されているのも現状です。
点検のポイント
国土交通省では、以下の「ブロック塀等の点検のチェックポイント」を公開しています。

ご自宅や実家にブロック塀がある場合は、このチェックポイントに沿って1度確認してみることをお勧めします。
ただし、「4.基礎があるか」「6.塀に鉄筋は入っているか」という項目は、専門家が見ないと判断が難しい部分となります。
基礎に関しては、地上部に出ていれば「ある」となりますが、どのような形の基礎がどれくらい埋まっているのかは、しっかりと調査しないと分かりません。
また、鉄筋の有無は専用の機械がないと外からは分かりません。
個人で点検するには上記の問題はありますが、分かる範囲だけでも点検しないよりは点検した方が良いことは明らかです。
前述の4番、6番以外は外から見るだけで簡単に判断ができる内容になっています。
1度点検をしてみて不適合となる項目がある場合や、さらに詳しく点検を行いたい場合は専門家への相談が必要になります。
国土交通省のチェックポイントには記載されていませんが、透かしブロックが多く使われている塀、石垣の上に建てられている塀なども危険な施工がされている場合が多くみられます。
また、大谷石を積んだ塀の多くは鉄筋が入っておらず、地震で崩れるケースが非常に多く確認されています。
補助が出る場合も
お住まいの地域によっては危険な塀の改修や建て替えに補助が出る場合もあります。

上記は高崎市のホームページを抜粋したものです。
詳細についてはお住いの各自治体のホームページにて最新情報をご確認ください。

ブロック塀診断士による点検ができます
アウトサイド設計では「ブロック塀診断士」の有資格者が、しっかりとした点検を行うことが可能です。
前橋市、高崎市、伊勢崎市、玉村町や群馬県、埼玉県の近隣地域にお住まいで、ブロック塀をご自身で点検をしてみて不安がある場合や判断に迷う場合、建て替えをご検討の方は気軽にお問い合わせください。
