日本では多くの災害が発生しています。
地震、台風、水害、土砂災害、水害、大雪…
毎年何かしらの災害が報道されています。
災害発生時には、いざというときの備えをしてあるかどうかがご家族の命を左右します。
今回はエクステリアでできる防災についてご紹介します。
1.防災収納ベンチ
普段はベンチとして使用できますが、内部が収納スペースになっています。
災害時に必要になる物は、当然ながら平常時は出番がなく収納しておくことになります。
必要な物資を家の中で保管しておくと収納スペースを圧迫してしまいます。
屋外に収納しておくことで、家の中のスペースには影響を与えません。
上記はユニットになっている商品ですが、造作でベンチを作るときや、デッキを作る際に内部に収納ができるようにしておくということもできます。
2.物置
物置も防災グッズを入れておく収納庫になります。
防災グッズを入れることを考慮して、少し大きめのサイズにしておくことも有効です。
お庭にあまり大きな物置を置きたくないケースもあります。
そのような時には、家の裏などに小型の物置を設置して防災庫として活用することもできます。
物置はシンプルな構造なので、長期的に使用することができます。
また、屋外への設置となるため、万が一住宅に被害が出るような災害であった場合にもアクセスできる可能性は高まります。
そのため、屋外は防災グッズを保管しておくスペースとしても最適です。
ただし、地震や台風で物置が転倒してしまっては意味がありません。
しっかりとアンカーを施工してくれる外構業者での施工をオススメします。
3.雨水タンク
雨水タンクは住宅の雨どいから流れてくる雨水をためておくことができます。
普段は植物に水をあげたり、拭き掃除をするのに使うことができ、節水や節約にもつながります。
災害時はトイレの水を流したり、汚れを落としたり…何かと水が必要になります。
飲料水は別に保管しておく必要がありますが、その他の生活用水を確保することができます。
4.ガレージ
ガレージは災害発生時の緊急避難場所になります。
シャッター付きガレージであれば、風やある程度の寒さも防ぐことができます。
また、台風や大雪から愛車を守るのにもガレージは有効です。
当社所在地の群馬県前橋市では60cmまでの積雪に対応したタイプの施工が一般的です。
雪が多く積もる地域では豪雪地型にすることで150cmまでの雪に対応できます。
5.カーポート
ガレージ程ではありませんが、カーポートも立派な非難スペースになります。
もしもの時に屋外に屋根があるだけでも大きな助けになります。
短期的な避難や、復旧作業の際に雨を防ぐことができるカーポートは立派な防災アイテムであると言えます。
6.コンクリートブロック塀
地震発生時にはコンクリートブロックの倒壊がクローズアップされることが良くあります。
上の写真は弊社で解体したブロック塀です。
鉄筋が入っておらず、モルタルで積み重ねていただけで基礎もありませんでした。
自宅や周辺に危険なブロック塀が無いか確認しておくことをオススメします。
震災の度にネガティブな情報が流れてしまうコンクリートブロックですが、しっかりと施工したブロック塀はとても丈夫です。
水害の際に濁流から住宅を守った事例や、震災時に倒壊しかけた住宅を支えていた事例などもあります。
また、災害時ではなくても事故などで突っ込んできた自動車をブロック塀が受け止めるケースは多くあります。
そのような場面でブロック塀がなければ、住宅に被害を受けたり、最悪の事態になっていたということも考えられます。
ただし、これは正しく施工されていることが前提ですので、外構業者選びはしっかりと行う必要があります。
7.まとめ
今回はエクステリアでできる防災について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
ここでご紹介したものの多くは、災害時以外は普段からご使用いただけるアイテムです。
「平常時は暮らしを快適にするアイテムが、災害時には防災アイテムにもなる」ということが、エクステリア防災の特徴です。
1度家回りに危険な個所が無いか点検、災害時に使うことができそうな設備の確認、防災対策の検討をしてみてはいかがでしょうか。
アウトサイド設計では、防災の観点からも暮らしを快適にするエクステリアをご提案・施工することができます。
前橋市、高崎市、伊勢崎市、玉村町や群馬県、埼玉県の近隣地域にお住まいで、防災対策、エクステリア、外構工事をご検討の方は気軽にお問い合わせください。