外構工事にはコンクリートが良く使われます。
駐車場はもちろん、塀を作ったり、柱を立てたり…
部分工事を除き、外構工事を行えば必ずコンクリートが使われます。
DIYで何か作ろうとした時も必要になります。
今回はエクステリアの必須材料であるコンクリートについてお伝えします。
1.セメント、モルタル、コンクリートの違い
外構工事を行う際、セメント、モルタル、コンクリートという言葉が出てきます。
各材料の違いは以下の通りです。
①セメント

石灰石と粘土を主成分として高温で焼成、石こうを添加、粉砕したものがセメントです。
これはポルトランドセメント(普通セメント)と呼ばれます。
他に白セメント、リサイクル材料が添加された高炉セメントやエコセメントなどもありますが、外構工事では基本的にポルトランドセメントが用いられます。
セメントは水と混ぜると水和反応と呼ばれる化学反応により硬化してゆきます。
水と反応して固まるのであって、乾燥して固まるわけではありません。
セメントに水を加えたものをセメントペーストと呼びます。
②モルタル

セメントに砂と水を混ぜたものです。
コンクリートブロックを積む際や縁石を据え付ける時などに使用します。
コンクリートブロックの目地や充てんに使用する場合は
セメント:砂=1:2.5 の割合で混ぜて使用します。
ミキサーで混ぜたり、少量であれば上の写真のように一輪車で練ったりして作ります。
③コンクリート

セメントに砂と砂利と水を混ぜたものです。(モルタル+砂利)
駐車場の舗装や基礎など強度が必要な箇所に使用します。
コンクリートを構成している内訳の例は以下の通りです。
骨材(砂と砂利)…約70%
セメント…約10%
水…約15%
空気…約5%
約70%が骨材、約30%がセメントペーストということになります。
骨材が強度や水密性を受け持って、骨材同士の隙間をセメントペーストが満たして一体化しているというイメージになります。
2.コンクリートの強度特性
特に耐久性が必要な駐車場の舗装や基礎、コンクリートブロック塀などは鉄筋と組み合わせて施工します。
コンクリートは圧縮に強く引張に弱い特性を持っています。
コンクリートの引張強度は圧縮強度の1/10~1/15しかなく、コンクリートの弱点と言えます。

そのため、強度が必要な箇所には鉄筋と組み合わせて鉄筋コンクリートにしています。
圧縮力はコンクリートが受け持ち、引っ張り力は鉄筋が受け持っています。
また、コンクリートがPh11~13のアルカリ性のため鉄筋は腐食せず数十年の耐久性を持つことができます。
3.コンクリートの養生

前述したとおりコンクリートは水との水和反応によって硬化します。
そのため、硬化するまでにある程度の期間が必要です。
コンクリートは施工してから28日後の強度を基準としています。
それまでの間、コンクリートは水和反応を進めて徐々に強度を高めていきます。
温度は高いほど養生が促進されて初期強度が増大します。
施工して7日後の強度例は以下の通りです。
外気温5℃…28日強度の約40%
外気温30度…28日強度の約70%
夏場でも施工後1週間での強度は本来の7割程度です。
施工後、表面が乾いても内部までしっかりと硬化している訳ではありません。
コンクリートブロック塀を施工して、積み終わったからと言って押したり叩いてみたりしてはいけません。
目地や充てんしたモルタルに強度が出るのにはしばらく時間がかかります。
駐車場や駐輪場の土間コンクリートなども同様です。
施工したら、しっかりと養生期間を置いてから上に乗るようにしてください。
4.まとめ
コンクリートについて紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
土間コンクリートに関する情報を以下のコラムに記載してありますので併せてご確認ください。
コンクリートは外構工事で良く使われますが、正しい知識が必要な材料でもあります。
アウトサイド設計では、コンクリート、土木の専門資格の有資格者がしっかりと設計、施工管理します。
前橋市、高崎市、伊勢崎市、玉村町や群馬県、埼玉県の近隣地域にお住まいで、エクステリア、外構工事をご検討の方は気軽にお問い合わせください。
