コラムペットと楽しむ「自宅でドッグラン」

愛犬家の皆さんは、愛犬をどのように遊ばせているでしょうか。

のびのびと楽しませるため、たまにドッグランにお出かけされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ただしドッグランに連れて行けるのは自分が休日の時に限られてしまいます。

また、毎週ドッグランに連れて行くのも難しいのが現実です。

今回は自宅に作るドッグランについて紹介します。

 

1.ドッグランを作るメリット

 

自宅にドッグランを作ると以下のようなメリットがあります。

①愛犬を外で自由に遊ばせられる

 外で運動することでストレスを解消できます。

 運動不足も解消でき、健康の維持にもつながります。

 

②時間を気にせず外で遊ばせられる

 休日、どこかのドッグランに行く時間が無い時もあります。

 自宅であれば、少しの空いた時間でも外で遊ばせることができます。

 ガーデンライトを取り入れれば、夜帰宅してから愛犬を外に出すこともできます。

 

③車で連れていく必要が無い

 愛犬と車で一緒にお出かけするのも楽しみの1つです。

 しかし、行き帰りにどこかに寄りたい場合には断念せざるを得ない場合もあります。

 また、車で一緒に出掛ける場合にはいろいろと荷物を用意する必要になります。

 自宅であれば、このような心配がなくなるので、気軽に外で遊ばせることができます。

 

2.どの程度の面積を使うか

 

ドッグランを作るには、まずスペースの確保が必要になります。

自宅のお庭部分のどの程度をドッグランとして使用できるか検討します。

植物がある場所や土が出ている場所は、愛犬の足が汚れたり、小さな植物を荒らしてしまったりする場合もあります。

そのため、ガーデニングスペースや菜園スペースなどはドッグランのスペースと分けたほうが良いでしょう。

また、来客や荷物の宅配があった場合、不測の事態を避けるためドッグランを通らずに玄関に行ける導線も考えておいた方が良いです。

お庭の中で、何にどの程度スペースが必要か検討して、ドッグランのスペースを決めてゆきます。

 

3.ドッグランの床面

 

愛犬が走り回るスペースをどのような材料で舗装するか検討します。

次のような性能がドッグランの床面に必要な条件として考えられます。

・足腰に負担が少ない

・肉球を痛めない

・滑りにくい

・足が汚れにくい

・舐めても害がない

 

各材料の特徴とメリット、デメリットを以下にまとめました。

 

A.芝生

 

天然の芝を張ります。

高麗芝が一般的に使用されています。

 

●メリット

・見た目がキレイ

・やわらかいので愛犬の足腰への負担が少ない

 

●デメリット

・芝刈りなどの手入れが必要

・冬は枯れた芝が足に着く

・同じ場所でオシッコをすると、枯れてしまう。

 (オシッコした後に水をかけることで緩和できます)

 

B.人工芝

出典:タカショー http://proex.takasho.co.jp/

 

樹脂でできた人口の材料です。

枯れることが無いので冬でも緑のままです。

●メリット

・見た目がキレイ

・人工芝自体の寿命が来るまでメンテナンス不要

・愛犬の体にゴミが付きにくい

 

●デメリット

・見た目と違って夏は熱くなる

・天然芝と違って代謝しない(付着した排せつ物が問題)

・価格が高い

 

C.バークチップ

 

松の樹皮から作られたチップです。

丸みを帯びて厚みがあります。

 

●メリット

・やわらかいので愛犬の足腰への負担が少ない

・ウッドチップよりもトゲや割れが少ない

 

●デメリット

・愛犬が走ることで散らばってゆく

・強風で飛ぶことがある

・劣化するため定期的な入れ替えが必要

 

D.ウッドチップ

 

ウッドチップは木材を細かく破砕した材料です。

杉、ヒノキ、クスノキなどから作られます。

 

●メリット

・やわらかいので愛犬の足腰への負担が少ない

・ナチュラルな雰囲気の見た目

 

●デメリット

・愛犬が走ることで散らばってゆく

・劣化するため定期的な入れ替えが必要

・バークチップよりもトゲや割れが多い

 

4.ドッグランを作るための設備

ドッグランを作るにはどのような物が必要でしょうか。

必ず必要な設備から、あると便利なアイテムまで紹介します。

 

4.1フェンスと扉

愛犬を決まったスペースで遊ばせるためには囲いが必須です。

フェンスは隙間が大きいタイプですと小型犬が通り抜けてしまいます。

また、運動能力が高い犬種ですと、低いフェンスを飛び越えてしまうこともあります。

自分の家の犬種、お友達が遊びに来るようであれば、他の犬種の特性も考慮して検討する必要があります。

 

フェンスで囲いを作ったら出入りも考えます。

自分や家族が出入りする扉の数と位置を検討します。

 

4.2水道設備

出典:ニッコーエクステリア http://www.nikko-ex.com/

 

愛犬の飲み水を用意したり、足を洗ったり、自分の手を洗ったりと水は使用します。

愛犬の体を洗うシャワーが付いた屋外用の水栓もあります。

 

4.3日陰

出典:LIXIL https://www.lixil.co.jp/

 

気温が高くなってくると愛犬を日なたで遊ばせ続けることはできません。

犬は暑くなれば自分で日陰に避難してゆきます。

そのために、何かしら日陰を作れるようにしておいた方が良いでしょう。

日陰を作るアイテムとして、オーニング、シェードなどが挙げられます。

 

また、樹木を植えることで木陰を作ることもできます。

冬に葉を落とす落葉樹であれば、夏場は木陰を作り、冬は日差しを取り込むこともできます。

 

5.まとめ

 

自宅で楽しむドッグランについて紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

アウトサイド設計では、お客様のスタイルを伺ってドッグランを設計、施工することができます。

前橋市、高崎市、伊勢崎市、玉村町や群馬県、埼玉県の近隣地域にお住まいで、ドッグラン、エクステリア、外構工事をご検討の方は気軽にお問い合わせください。